AKIHIKO IZUKURAとサンタフェ。意外に思われる方も多いと思いますが、実はアメリカ進出に関わり、長く深いおつきあいがあります。サンタフェは、乾いた大地が広がるアメリカ中南部のニューメキシコ州にあり、今もアメリカ先住民(アメリカン*インディアン)の部族が多く住み、古くから自然信仰が盛んなスピリチュアルなところ。アメリカのみならず世界中からいわゆる精神的な癒しを求めて旅人が訪れます。古い伝統民族文化や精神的文化が息づくという点以外では、気候や風土はまったく京都と正反対、というのもちょっと愉快ですよね。
サンタフェでは、ご当地ならではのシルバー細工や機織りもの(テキスタイル)など、先住民独自のアート&クラフト、そして音楽も堪能できますし、アメリカの誇るアーチスト、ジョージア*オキーフの作品を一堂に集めた美術館や野外劇場で繰り広げられるオペラなど、独特のアートが息づく街でもあります。(もちろん、洗練されたサンタフェ風メキシコ料理やスパ体験も楽しめます)
さて、サンタフェとAKIHIKO IZUKURAの接点は、ここサンタフェに拠点を置くアトリエ展示会とのコンタクトから始まりました。ここに拠点を置くSanta Fe Weaving Galleryのオーナー、ジルさんが偶然、アトリエを主催する友人を訪ねた際、そのオフィスにあったAKIHIKO IZUKURAの審査用サンプルを目にとめたのが、アメリカでの大きな「はじめの一歩」となりました。8点ほど送ったサンプルはものの見事にその場で買い取られ、アトリエの審査にも見事(実証付きで)合格することができたのでした。
このご縁はやがて、サンタフェ在住のテキスタイルアーチストも参加しての染織道披露や入場しきれないまでに、にぎわった講演会に発展しました。自然のものを無駄にせず、尊い生命として受け止める。みんなでみんなのことを考えて共有する(シェアする)という教えの染織道には、どこかアメリカ先住民の「古い教え」にもつながるところがあるかも知れません。受け止め方は各自、自由。それぞれが生み出した色をお持ち帰りいただきました。
Craftsでのアート作品展示、講演会、
HINAYA.U.S.A代表
渡邉 美賀